
〇プロジェクトの経緯
この活動は岩手大学「地域実践演習A」の授業の一環です。
久慈市への政策提言をするという課題に対して、私たち学生チームは久慈市の若者の地域定着ためのプロジェクトを提示しました。そうした活動のテーマが「はばた久慈ぶん!」プロジェクトです。
「地域実践演習A」の授業内では、実際に久慈市へ赴いてフィールドワークを行い、久慈市へのUIターン経験者の方へのインタビューや県北広域振興局、久慈市役所、ハローワーク久慈の方へのヒアリングを通して、久慈市における課題とその現状について知ることができました。
久慈市へのフィールドワークを経て、若者の県外流出が最も大きな問題であると認識し、若者、特に県内在住の高校生・久慈市から進学した県外の大学生の方々に対して、Uターン及び県内定着を働きかけるために、さまざまな事業を提言させていただくこととなりました。
〇活動理念
私たちにとってより良い地域とは「誰もが活躍できる場」があることだと考えています。
私たちは、地域の若者、高齢者、障がい者、子ども、男女区別なく、さまざまな状況でも、その地域で「自分」が、あらゆる活動などに挑戦でき活躍する環境があり、「羽ばたく」ことができることを支えるプロジェクトを提言できることを理想としています。
現在、久慈市内に限らず少子高齢化、人口減少など社会構造の大きな変化に直面しております。だからこそ、私たちは既存の枠組みや活動にとらわれず、より実効性のある事業を行う必要があると考えています。
久慈市において、そうした環境や土壌を整えるためには、やはり若者の活力が必要不可欠です。実地的なフィールドワークから若者への事業をフォーカスするべきだと考え、そしてよりUIターンを考えている若者一人ひとりに沿った支援をするべきだと思い至りました。
このプロジェクトは、「若者」という大きなくくりでとらえるのではなく、個人それぞれの「自分」がパーソナライズされた支援や情報を受け取ることができ、久慈地域での挑戦と活躍を通して「羽ばたく」ことができることを理念としています。